国連「持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」の地域拠点『中部ESD拠点』

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第1分科会(企業とNPO)

活動成果

連続ワークショップ「次世代に贈る中部圏企業とNPOの未来」

第3回「企業が取り組むものづくり技術の現在」(12月12日)開催報告

 第3回「企業が取り組むものづくり技術の現在」では、矢崎エナジーシステム株式会社と東海ゴム工業株式会社から講演者をお招きし、環境に配慮したものづくり技術に関する企業の取り組みを事例報告していただきました。その後NPO団体を交えながらグループディスカッションを行いました。

【開催概要】
  • ■開催趣旨:
  •  現在社会の暮らしを支えるためには、ものづくり技術の発展は欠かすことはできません。しかしその発展は、安心・安全の人間居住を創造し、かつ環境に配慮したものでなくてはなりません。今回のワークショップでは、中部圏の伝統あるものづくり技術の未来について、代表的なものづくり企業の事例報告を聴くなかで、参加者とともに考えていきます。

  • ■開催日時:2013年12月12日  13:00~16:30
  • ■場所:中部大学名古屋キャンパス 510教室
  • ■プログラム
  •  *講演(各30分)
    「持続可能な社会へ向けた“ものづくりの転換”」 清水 一雄(矢崎エナジーシステム株式会社 常務執行役員・環境システム事業部長)
    「CSRの視点から見た東海ゴムの新事業」 戸成 司朗(東海ゴム工業株式会社 人事総務部CSR・社会貢献室長) 
    *まとめ・今後の方向性(15分)
    「国際関係から見た中部ものづくり・コトづくり・人づくりの未来」羽後 静子(中部大学国際関係学部教授・中部ESD拠点運営委員)
    *グループディスカッション

【成果】
  • ★講演の内容:
  •  矢崎エナジーシステム株式会社の清水氏から「もったいない」を社運のひとつとし、創業以来、経済・社会・環境の調和を目指した矢崎のものづくり技術の歴史について講演いただきました。具体的には、木質バイオマス地域循環利用や木質ペレットの事例報告をしていただきました。そのあと、東海ゴム工業株式会社の戸成氏から、東海ゴムが長年取り組んできたCSR活動の目的や実績、次世代に向けた社会解決型の製品開発の発想などについて講演いただきました。羽後先生から、まとめとして「ものづくり」の今後の発展として「ことづくり・ひとづくり」につなげる必要性が提起されました。
  • ★グループディスカッションの内容:
  •  4つのグループに分かれてディスカッションを行いました。講演の内容を受けて、中部ものづくりの伝統知の重要性を確認し、また第1分科会が目指す中部モデルの内容について議論がなされました。
  • ★参加人数:30名程度